教室の様子

こころを形にしてみよう

こんにちは。講師の山田です。
今回教室で行ったのは「こころを形にしてみよう」というテーマです。 前回「あたたかい気持ちを作ろう」という内容で授業を行ったのですが、その内容をパワーアップして今回は新しい内容で授業を行いました。

最近あったことから自分の感じたことのある気持ちを掘り下げて、紙粘土で形にしていきます。今回は絵の具は使わず、白い紙粘土のみを使います。自分の作りたい気持ち(ex.うれしい、楽しい、幸せ、かなしい、くやしい、怒りなど)を紙に描いてみて、その中から一つを選び、紙粘土で作成していきます。

今回のテーマは、
・白い粘土に集中して取り組む力を養う
・自分の心に向き合う力を養う
・気持ちを形にする過程をつかむ
・立体物の心地良さを知る
といったねらいを持って選びました。

今回は子供たちも教室に慣れている様子で比較的和やかに制作が進みました。 趣旨を説明した後、まずは紙に言葉や絵で下書きをします。 ある生徒さんは「妹がかわいい気持ち」を作るということでハートの形を作っていました。ハートの上にホイップクリームのように粘土を絞り、竹串でハートの周りに模様を書いてデコレーションしていました。完成した作品は妹さんへのあたたかい気持ちが伝わる作品になりました。

最近感じた気持ちや、気になる出来事をかたちにすることで、子どもたちひとり一人が感情を可視化して整理することができたように思います。

今回は粘土のみの使用でしたが、途中から子どもたちが自発的に竹串や綿棒を使って粘土を浮かせる構造を考えたり、柔らかさが違う粘土を自分で考えて組み合わせたり、「こころをかたちにする」という難易度の高いテーマに向かって、それぞれが真剣に取り組めた回になりました。

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